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繊業界の最近の動向

和歌山ニット商工業協同組合 
和歌山ニット工業組合 
理事長 上野 隆主 

 新年あけましておめでとうございます。皆様方には、清々しい新春をお迎えになられた事を心よりお慶び申し上げます。
 昨年は地球温暖化の影響の最も受けた年であり、秋物がとんでしまった状況にもなりました。
 原油価格の高騰による原料動向に注意を払わなければならなくなり、特に私達繊維製造業界では価格転嫁しにくい原料高の製品安の懸念があります。
 昨年の繊維関係の主な出来事を列記しますと
○日本繊維産業連盟とASEAN繊維産業連盟(AFTEX)加盟国が経済連携協定(EPA)締結を基本合意しました。
 日・ASEAN繊産連のEPA交渉合意の結果がAJCEPで合意されると日本とASEAN繊維貿易に関する関税がなくなり、各国繊維産業・企業の競争力がそのまま問われることになります。
○東京発日本ファッションウィーク(JFW)とジャパンクリエーション(JC)は繊維産業全体の発信力強化のためJFWとJC双方の主催者が合流し、「JFWジャパンクリエーション」となりJCの事業継承がなされました。
○産地や産地横断的なグループによる様々なテキスタイル展示会が東京で開催され、テキスタイル・デザイナーやコーディネーターを使い、集客力を高め、来場バイヤーとの商談も活発に、継続的に行われる傾向がでてまいりました。 

○昨年度は「中小繊維製造事業者自立事業」が最終年度(5年間)となり、累積採択件数は555件、繊維関係基金約155億円を投じ、賃加工依存から脱却自ら商品企画・開発・生産・販売まで行い、成功した企業も少なくありません。
○ニット工連・靴下工連・日本手袋組合・ボディファッション協会の4団体で開催する「日本ニット製品製造業展」(仮称)が2009年3月に東京国際フォーラムで開催されます。
 これは「バイヤーを感動させる、光る企業」を結集し、優秀な製品を作り出す企業、自社ブランドを持っている企業独自の「超技術」を持っている企業を選定する計画です。
○中国においては、人民元高、原燃料、人件費の高騰、終身雇用、退職金制度、増値税の輸出時、還付率引き下げ、などによりわが国では「チャイナ・プラスワン」の動きが活発化しているうえ、インドネシア、ベトナム、インド等の国々が脚光を浴びてまいりました。
 今年も経済情勢の不安感はありますが、私どもの組合が国、和歌山県、和歌山市のご支援を受け、それを有意義に活用し、組合加盟各社が発展・繁栄できるよう鋭意努力してまいりたいと思っております。
 また日ごろお世話になっております関係各位のご厚情に厚くお礼申し上げるとともに、ご指導、ご鞭撻を心よりお願いする次第です。


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